令和6年の行事予定

令和6年 行事予定
4月27日(土)    午前10時~午後4時 月鉾 懸装品拝観
5月11日(土)12日(日)     〃        〃
25日(土)26日(日)     〃        〃
6月8日(土)9日(日)      〃        〃

京都祇園祭月鉾の懸装品拝観内容をご紹介します。
屋根妻の鬼板部に飾られる三本足の烏は、サッカー日本代表のチームシンボルとしてもよく知られる「八咫烏」、太陽を象徴する姿として有名ですが、月鉾でもやはり月と対比させる存在として登場しています。
前後二羽のくちばしがそれぞれ「阿」「吽」の形で呼応している様子を間近でご覧いただけます。
屋根部の懸装品としてはもう一点、屋根面足懸の細工を展示しています。巡行の際に屋根方が足場を安定させるために重要な構造ですが、見上げる人々からは見えないこのような箇所にまで丁寧な装飾を施しているところが、鉾中随一と評される由縁かもしれません。
天井内側の岩城九右衛門筆唐紙貼金地着彩源氏五十四帖扇面散図も一部展示しています。
胴掛水引では、円山応挙の孫円山応震の下絵になる霊獣図刺繍天水引、一番水引皆川月華作四面四季図、二番水引角竜図、三番水引魚尽し、前掛けの東ペルシャ産メダリオン段通を展示します。
金工品の内では天保年間作の、古来縁起の良い取り合わせとされる「桃に蝙蝠」を精密に木彫し、漆塗箔押で仕上げた隅房掛具をじっくりご覧いただけます。
拝観料 お一人様500円